就職JYOHO,tenshoku情報

就職・転職の成功は正しい情報入手から < Kawa navi >

人材開発

忙しい現代人のスナックラーニング

投稿日:2017-06-07 更新日:

このエントリーをはてなブックマークに追加

みなさまはどのような手段を用いて、知識のインプットを行っているでしょうか?テレビのニュースを見たり、インターネットで検索したり、本や新聞を読んだり・・・。人から聞いて学ぶ、もしくは体験して学ぶことも多いと思います。

最近、「スナックラーニング」という言葉をよく耳にするようになりました。「スナックラーニング」とは、通勤時間や寝る前の時間など、ちょっとした隙間時間を見つけて、スマホやタブレットで実施するeラーニングのことです。米国などでは、別名「Bite size(ひとくちサイズ) Learning」(簡単にわかる学習)とも呼ばれ、単に簡単なことを短い時間で取り組むのではなく、集中、凝縮された内容を短時間で理解することを目的としています。スマホのアプリでも、最近では学習系のアプリが人気となっています。金額が月200~300円と手ごろであるということも踏まえるとしても、これも「スナックラーニング」が日本に浸透してきた一つの証明とも言えるでしょう。

企業における内定者研修でも、この「スナックラーニング」を取り入れる企業が増えてきました。一時代前の内定者研修と言えば、「課題本を決めて読ませ、感想文のようなレポートを提出させる」とか、「月一回集合研修を設定し、本社に全内定者を呼び、入社前からビジネスマナーをはじめとするビジネス基礎力を叩きこむ」といったものが主流でした。しかし、どれもこれも“おなか一杯”になってしまうのです。特に「給与や出世よりも、休暇を大切にする」という若者が増えてきている風潮のなかでは、入社前にたっぷりと研修を行うことは時代のニーズと反していると言えるのかもしれません。

総務省の公表によると、2015年末の「スートフォン」世帯普及率は72.0%(前年比7.8ポイント増)となっています。スマホの普及は、勉強のスタイルまで変えようとしているということです。





-人材開発

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

ジョブローテーションは必要か?!

年の変わり目、年度の変わり目にジョブローテーションを行う企業は多い。ジョブローテーションをいうと、単なる配置転換と捉える方も多いと思いますが、ジョブローテーションの本質は社員の所属部門を動かすというこ …

従業員教育はいつも後回し?!

企業の業績が好転すると、必ずと言っていいほど経営者の口から出てくる言葉があります。「従業員教育」です。企業理念や経営方針の中に「教育」という文字を入れている企業は非常に多いのですが、現実的には教育はい …

“過去と他人”は変えられなくとも、”未来の自分”は変えられる?!

人材開発に携わる人たちが注目している心理学用語の一つに「ビッグファイブ」というものがあります。「ビッグファイブ」とは、人の性格を説明する著名な理論です。著名といっても、心理学を専攻していた方でない限り …

なぜ中途採用社員は即戦力化しないのか?!

第二新卒をはじめとして中途採用、つまり経験者採用が活発化してきています。年功序列の終身雇用制度がなくなりつつあり、また退職金を設定しない企業も増えてきたことから、従業員にとって転職しやすい環境になって …

人材を人財と呼ぶ会社は従業員教育熱心だが・・・

「資格試験に合格する」ではなく、自己啓発としてビジネスパーソンは学習する必要があるのでしょうか。大会社だと、人材開発部とか教育部と名言って従業員教育を進めるセクションが存在します。中小企業でも、経営者 …

気になる企業名を入力してください。

倒産,ブラック,不祥事,行政処分,代表逮捕…
気になる企業名を入力してください ↓

気になる企業名を入力

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。