就職JYOHO,tenshoku情報

就職・転職の成功は正しい情報入手から < Kawa navi >

人事部 人材開発

なぜ中途採用社員は即戦力化しないのか?!

投稿日:2017-06-29 更新日:

このエントリーをはてなブックマークに追加

第二新卒をはじめとして中途採用、つまり経験者採用が活発化してきています。年功序列の終身雇用制度がなくなりつつあり、また退職金を設定しない企業も増えてきたことから、従業員にとって転職しやすい環境になってきました。また、転職エージェントも積極的なプロモーション活動を行っており、ネット上、電車の中、バスの中・・・とビジネスパーソンが日々目にする箇所に効果的な広告を打っていることも、転職希望者増加の一因となっているでしょう。

企業側から見れば、次々と新しい人物が入社してくるというこで、新しいノウハウや知識を持った仲間が増えることで新しいソリューションを生み出すメリットがあります。しかし、なかなかうまくいかないという現実もあります。他社での経験が長ければ長いほど、新しい企業に適応できないという現実があるからです。「なかなか適応できない人や、なんとか適応しようと明らかに無理している人が多いです」と上場企業の人事部長は漏らします。要するに、中途採用社員は、即戦力化しないのです。

どうすれば、中途採用社員は戦力になるのでしょうか。学術的には以下の4つのポイントをクリアすると、新しい企業に適応し戦力になるとされています。これを“組織再社会化”と言います。

  1. 人脈政治知識獲得
  2. 学習棄却(アンラーニング)
  3. 評価基準・役割獲得
  4. スキル・知識獲得

「人脈政治知識獲得」は、企業の組織構造であるとか、各部署の役割であるとか、企業の外からでは分からない社内で組織人として活動していくために必要な知識を獲得するということです。階層や役職だけではなく、実質的に決定権があるのは誰か、最も発言力があるのは誰か・・・・など、見極めていかなければなりません。

「学習棄却」は、現在の職場で通用しない以前の職場でのやり方・考え方・知識を放棄するということです。これが一番難しいと言われています。誰もが自身の営業スタイルや仕事の進め方に少なからず自信を持っていて、プライドを持っています。新しい企業に適応するためには、それらを一度忘れなければなりません。なかには、この「学習棄却」をアイデンティティの崩壊と捉える人もいます。

「評価基準・役割獲得」は、新しい会社において、上司や顧客から何を求められているか、仕事のリクエストレベルと果たすべき役割を明確にし、獲得するということです。求められているものがわからなければ、適応するわけもありません。

そして、最後に「スキル・知識獲得」となります。現在の仕事で必要なスキル・知識を獲得するということです。本から知識を得ることもあれば、新しい企業の同僚から話を聞いて知識を得ることもあるでしょう。

一度でも転職した経験がある方であれば、この4つのポイントは納得できるものではないでしょうか。この4ポイントをできるだけ速やかにクリアすることにより、中途採用社員の即戦力化が叶います。中途採用社員が即戦力とならず課題となっている企業の教育担当者は、この“組織再社会化”注目していただくことをお勧めします。

 

より良い就業環境を求めて、まずは行動を<PR>








-人事部, 人材開発

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

管理職になるためには?!

産業能率大学が公表した「上場企業の課長に対する実態調査」によると、管理職がマネジメント業務だけではなくプレイヤー業務も行っている、いわゆるプレイングマネージャーの割合が99%を超えているとのことです。 …

「顧客のニーズ」って何?!

モノを販売する時に、必ず出てくる言葉が「顧客のニーズ」というもの。「顧客のニーズに応えるサービスを提供します」は、どの会社にも当てはまるありきたりの言葉ですが、非常に重要な言葉です。しかし、この「顧客 …

情報収集の基本 ~ギブアンドテイクとは~

“情報を制する者がビジネスを制する” その言葉の通り、現在のビジネスシーンにおいて、情報をいかに集めるかが非常に重要となっています。グローバル化、ダイバーシティの進展・・・、激しい市場や顧客のニーズの …

高齢者ではなく高年齢者です。

厚生労働省の発表によると、日本の労働を担ういわゆる“生産年齢人口”(15歳から64歳)は、2013年では62.1%ですが、2060年には50.9%にまで減少すると予測されています。この結果、労働力が減 …

人事担当者は“マニュアル人間”?!

労務行政研究所の発表によると、人事部門が「現在力を入れていること」のトップは「労働に関する法令順守」となっており、「人材育成」は第4位です。しかし、「将来、需要が高まるもの」でみると、「人材育成」がト …

気になる企業名を入力してください。

倒産,ブラック,不祥事,行政処分,代表逮捕…
気になる企業名を入力してください ↓

気になる企業名を入力

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。