就職JYOHO,tenshoku情報

就職・転職の成功は正しい情報入手から < Kawa navi >

人事部 人材開発

「人間、ハタチを超えたら変わらない」のか?!

投稿日:2017-07-11 更新日:

このエントリーをはてなブックマークに追加

「人間、二十歳を超えたら変わらない・・・」
「原付のエンジンでは、高速道路は走れない・・・」

人は行動を変えることができるのでしょうか。人材育成の一つのゴールに行動変容というものがあります。行動変容は色々な定義がありますが、一般的には、現在あるべき姿(求められてる姿)に近づくために不適切な行動習慣を適切な行動習慣に変えるという定義です。人材育成でなくとも、ヘビースモーカーやアルコール依存症の治療の場面でも出てきます。
人材育成のために実施する“研修”では、気づきを得ることはもちろんのこと、その気づきが行動変容につながることが理想であると言われています。

こうした行動変容の背景にある理論は、「行動変容ステージ理論」です。「行動変容ステージ理論」は、学習心理学の一つである行動分析学によって明らかにされた多くの理論を統合して提唱されたものです。
この理論では、「対象者の関心の程度や実行の状況に応じて5つのステージに分類できること」「分類されたステージによって効果的な変容プロセスがあること」という2つの考えが特徴的です。

  • 第1ステージ:前熟考期「課題が明確になっておらず、新しい取り組みに対して無関心」
  • 第2ステージ:熟考期「課題を一応認識し、どのような課題に向かうか考える」
  • 第3ステージ:準備期「課題を明確にし、その課題解決のための準備を行う」
  • 第4ステージ:実行期「課題に対して、6か月程度実際に行動を変えて取り組む」
  • 第5ステージ:維持期「実行期で実践した行動が定着するように意識して、さらに行動する」

この行動変容を促す具体的な手段としては、“習慣化”がポイントとなってきます。習慣化を支援する方法は、3つです。

  • 心理的な行動療法:催眠療法など
  • 人材開発技法:コーチングなど
  • 組織開発手法:オープンスペーステクノロジーなど

習慣化を周囲が支援することにより、行動変容が起こるかもしれません。人間、二十歳を超えてからも変わることができるかもしれません。まずは、課題に気づき、課題解決のための行動を習慣化していきましょう。たしかに、これでレベルアップする人もいますね。

 

より良い就業環境を求めて、まずは行動を<PR>








-人事部, 人材開発

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

事業承継は、経営者がネガティブ連想するから進まない?!

色々な会社にお邪魔して、経営者の方とお話をすると、多くの会社で「事業継承」が話題になります。「自分ももう歳だから、あとを任せる人に会社を任せてのんびりしたい」なんて言う社長は珍しくありません。しかし、 …

従業員教育はいつも後回し?!

企業の業績が好転すると、必ずと言っていいほど経営者の口から出てくる言葉があります。「従業員教育」です。企業理念や経営方針の中に「教育」という文字を入れている企業は非常に多いのですが、現実的には教育はい …

管理職になるためには?!

産業能率大学が公表した「上場企業の課長に対する実態調査」によると、管理職がマネジメント業務だけではなくプレイヤー業務も行っている、いわゆるプレイングマネージャーの割合が99%を超えているとのことです。 …

人は何年経ったら成長するのか?!

人は何年努力すれば、高いレベルの知識やスキルを獲得することができると言われていると思いますか? 熟達化研究の第一人者であるフロリダ州立大学教授エリクソン氏は、10年にわたる練習や経験が必要だとしていま …

高齢者ではなく高年齢者です。

厚生労働省の発表によると、日本の労働を担ういわゆる“生産年齢人口”(15歳から64歳)は、2013年では62.1%ですが、2060年には50.9%にまで減少すると予測されています。この結果、労働力が減 …

気になる企業名を入力してください。

倒産,ブラック,不祥事,行政処分,代表逮捕…
気になる企業名を入力してください ↓

気になる企業名を入力

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。