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お父さん世代向け、癒しの転職先

改正高齢者雇用安定法が施行されてから4年が経過しました。2025年4月以降は希望者については65歳まで雇用が継続されます。これを受け、企業は総人件費の削減に躍起となっています。社員の賃金上昇を抑える企業、リストラに力を入れる企業など様々です。少なくとも50代のお父さん世代が不利益を被ることは間違いない状況となっています。大手企業社員間では、出世、生き残り競争が激しさを増しそうです。

こうしたなか、今、注目されている職種があります。それは、“銀行の入口に立っている人”。仕事内容は、“銀行を訪れた人にやさしく声をかける”こと。

彼らは厳密に言うと銀行員ではないケースが多いのです。例えば、みずほ銀行では、100%出資の子会社にみずほビジネスサービス株式会社という企業があります。ここがみずほ銀行全支店に“立っている人”を派遣しています。正確には派遣というよりも人材の仲介を行っています。

みずほビジネスサービスは、みずほがメーンバンクとなっている企業から人材を募集します。募集を受けた企業は、メーンバンクとの関係構築の期待を込めて出向という形で人材を提供します。上場企業や大手百貨店からの出向者も少なくありません。つまり、給与はもとの企業から出るわけで、みずほは懐が痛まずに良質の“立っている人”を使用することができるという構図です。

出向なので、給与は出向元企業から出向前の基準で支払われます。優良企業からの出向が多く、年齢も相応なため“立っている人”の年収は50歳代のサラリーマンの平均年収600万円前半(国税庁)を大きく上回ることは珍しくありません。しかも、競争がないため、大手企業で出世競争に疲れたお父さんにはもってこいの出向先かもしれません。「難しい判断は必要ないので、ただ単に誠実な人が求められています」と関係者は言います。しかも、銀行側が継続勤務を要望しているため、改正高齢者雇用安定法が施行されようとされまいと、誠実でありさえすれば65歳まで勤務することができるという状況だったようです。

大手企業に飽き、残りのサラリーマン生活を銀行の入口で平和に暮らしたい方は、みずほ銀行からのオファーに乗るのも一つの選択肢かもしれません。なお、出向ではなく中途採用をする場合もあるようなので、興味のある方はお見逃し無く。

mio.kawana :