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    Categories: 選考面接

製造業界、面接ではこれを聞く!ここを見る!!

書類選考、適性検査を無事パスすると、次はいよいよ面接となります。「面接対策マニュアル」読んでいる人も多いと思いますが、最終的には個々の会社、個々の面接官に依存することが多いので、なかなかマニュアルを覚えただけだと“想定外”の質問が飛んできたり・・・。もしくは、見られている個所を間違えると、すらすら答えていたはずが、不採用の通知が届いたりと・・・。
対策としては、業種によって聞かれることや見ているポイントが違うということを、まず理解することです。今回は製造業界に絞って、実際の人事責任者からヒアリングした内容を公表します。面接に行く前に確認してください。
また、会社選びは重要です。内定取得後「本当にその会社に入社してよいか」は、求められていることを理解したうえで自分に合うか否かを確認し決めて欲しいと思っています。

<企業研究をしっかりとしていることが重要>

・面接は6名の面接官で行っており、その6名が受けた印象がすべて。会社の風土に合うか否か。面接の前に筆記テストを実施するが、重視はしていない。【メーカー、栃木】
・「電車が好き」という理由だけで応募する人が多いようだが、思いが強すぎるのも考えもの。当社がどのような営業をして、どのような生産体制を敷いているかは少なくともホームページを見てほしい。【電車部品製造、東京】
・当社に入社する意思が強いかどうか。面接をしていれば、どんなに面接対策本を読んできていても、当社が第何希望なのかはわかる。入社前とはいえ、当社への思い入れがある人を優先的に採用したい。【プラント設計、東京】

<ストレス耐性に注目>

・適性テストではストレス耐性に注目している。あとは、プライドが高いのも微妙か。自己顕示欲があるのはいいが強すぎるのは・・・。過去の例からすると、やめてしまう可能性が高い。【メーカー、茨木】
・入社1年目から一人で海外出張、そして現地の工場での仕事をこなしてもらう可能性がある。ある程度の語学力を必要とするが、それよりも一人の海外業務に物怖じしないハート。【メーカー、東京】
・受験、大学生活、サークル活動、アルバイト・・・、なんでも良いので辛い経験を乗り越えた人。言い換えれば、“突破力”がある人。【金属工業、東京】
・何よりもまず元気で明るい人。ポジティブな人。大学の成績は重視していない。【老舗洋菓子メーカー・東京】

<論理的思考力があるか>

・論理的に話ができるか否か。相対評価はしない。人手不足なので多少妥協すべきとの声も社内にあるが、本人のためにもならないので、絶対評価での採用選考をしている。【メーカー、東京】
・物事をロジカルに考えられるかどうか。また、営業力、プレゼンテーション力は入社してから鍛えるが、そもそもの適性というものもある。面接対策で準備をしてきても、何度か話をしているうちに適性があるか否かについては気づく。【医薬品メーカー、東京】
・今までの人生をよく考えながら生きてきた人を求めています。例えば、なぜこの大学に入学したか。どの大学で学んだかよりも、なぜその大学で学ぼうと思ったかがはっきりとしている人。就職活動も同じ。なぜ当社なのかはっきりとしている人。【化粧品メーカー、東京】

<語学力と行動力が必要不可欠>

・英語ができるorできないで足切りはしていないが、上司が日本人とは限らないので、入社後必然的に英語力をつけてもらわないと働き続けることはできない。社内システムも英語のものもあるので、そういう意味では必須かもしれない。【香料メーカー、東京】
・海外出張が非常に多い。3~4年目以降は1人でも頻繁に海外へ行くこととなる。現地の工場内での交渉がメイン業務となるので、英語力はもちろんのこと、知らない土地でのコミュニケーション能力が必要。弱気を見せない強い心も必要か。【機械設計、東京】
・エンジニア採用となるが、机の前に張り付いて研究する人は求めていない。お客様の声を能動的に取りに行ける活動的な人を求めている。今は学生であっても、学生なりの行動力を持っている人がよい。【機械設計、神奈川】

<休みは土日でなくてもよいか>

・「土日は休みたいですか?」を必ず面接で聞きます。24時間365日工場が稼働しているので、全部門シフト制での勤務。最近の学生は土日休みの週休二日が当たり前だと思っている人が多く、実際にそれですぐ退職した人もいる。【食品メーカー、東京】

<地元を中心に採用したい>

・毎年、地元出身者や、地元大学生に対し優先的に内定を出している。内定受諾の確率が高いため。地元の国立大学生は毎年必ず採用したいと思っている。【電子機器メーカー、宮城】

 

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