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面接で必ず聞く質問は!?

面接の最後に「何か質問ありますか?」と面接官から問いかけている会社が非常に多いです。というよりも、ほとんどの会社で「何か質問ありますか?」と聞いています。ここ数年の学生の傾向では「入社までに何を勉強したらよいのでしょうか?」と、ほぼ返してきます。面接対策本の影響でしょうか。ここで「残業はありますか?」と聞かれるよりはマシですが。

そこで企業側には、「〇〇さんは、何を勉強したらよいと思いますか?」と返すようにアドバイスしています。ほとんどの学生が一瞬止まりますが、しっかりと業界研究や企業研究をしている人であれば、「例えば、△△でしょうか?」とすぐに答えられるはずです。内定期間中は学生のうちにできることをして欲しいと考える会社も多いので、本当に勉強するか否かはさておき、何を勉強するか把握しているということを企業側にメッセージとして伝えることが重要です。

工場が24時間365日稼働している食品メーカーの面接では、「土日は休みたいですか?」と最初の質問で聞いています。同社では、全部門シフト制での勤務となっているので、土日は休みだったり、出勤だったり。最近の学生は土日休みの週休二日が当たり前だと思っている人が多いので、入社してからのミスマッチを防ぎます。過去には、入社した後に土日休みでないということに気づき、それば原因で半年くらいで退職した人もいるそうです。

厚生労働省の発表によると、高卒、大卒ともに3年以内で3割の新入社員が退職しています。その中の理由の一つが労働条件のミスマッチです。入社する前に確認することが必要です。同社のように面接ではっきりと言ってくれる会社は、従業員を大切にしている会社と考えられます。

どこの会社でも聞いているのが、「学生時代に一番打ち込んだものはなんですか?」というもの。この当たり前の質問を通して、どんな人物なのかを観察しています。打ち込んだものが、勉強だろうが、サークルだろうが、バイトだろうが、何をやっていたかはあまり重要ではありません。何をやっていたかということよりは、どのくらい真剣に取り組んだか。

もちろん、この質問はどの企業でも聞かれると学生側もわかっているので、この質問にすらすらと答えられないようでは、面接の準備をしてきていないと見なされる可能性が高いですのでご注意ください。

mio.kawana :